事業コンセプト

「 Light It Up Blue 」

国連総会(H19.12.18開催)において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
『Light It Up Blue』(ライト イット アップ  ブルー)は毎年4月2日の世界自閉症啓発デーに世界中を青い光で包むことで「自閉症の人達の生きにくさに少しでも気づいて頂ければ」という事で始まった取り組みです。

自閉症啓発の為、ランドマークや名所旧跡を「青(ブルー)」にライトアップして広く自閉症の啓発を図り、多くの皆様に自閉症者(児)の事を理解していただこうとするこの取り組みは、2010年にアメリカの自閉症支援機関Autism Speaksが始めたのを皮切りに世界147ヵ国以上に広がりました。

日本では、2011年にNPO法人あっとオーティズムさんが兵庫県で始めたのを皮切りに年を追うごとに全国に広まっています。

2019年には世界172カ国、日本でも200箇所以上の地域で『Light It Up Blue』(ライト イット アップ  ブルー)のイベントが行われています。

100年の樹

「100年の樹」ブルーライトアップ実行委員会は『Light It Up Blue』ライトイットアップブルーの活動を通し「自閉症啓発デー」や「発達障害啓発週間」に広く自閉症の啓発を図り、少しでも市民の皆様に知って頂く事を目的に組織しました。

「ライトアップ」という入りやすい窓口を使い、自閉症・発達障害のある人達の表現活動や啓発のイベントで、障害も有る人も無い人も互いに理解し、「誰もが幸せに暮らせる街造り」に貢献します。

「100年の樹」

「100年の樹」とは、大分駅の上野の森口方面、ホルトホール前にある「大分いこいの道」に設置された建造物で、塩塚隆生アトリエさんが大分市の100年間の人口推移をモチーフにして、花や樹木やトロフィーをイメージに人の湧き上がるエネルギーを表現された大分市誕生100年記念事業記念モニュメントです。

100年の樹

1911年から2011年までの100年間の大分市に於ける人口の変化を金属の大きな輪の大きさで表現しています。

モニュメントの中で一番小さな輪の場所は、先の世界大戦の最中の人口を示し、それから上に延びて広がる輪(わ)の立ち姿は、正に、人の和(わ)の変化を表現していると感じられます。

このモニュメントが大分市の中心部に在る事から、啓発活動のシンボルとしての働きを持ってもらい、4月2日の「自閉症啓発デー」や4月2日~8日「発達障害啓発週間」に於いて「青(ブルー)」で光り輝き、多くの市民の皆様に共感して頂ける事を願っています。

「色彩(いろ)」で表現する意味

社会への啓発や周知を目的として、様々な活動があります。
そして私たちの意識下に記憶として残り、社会に浸透している成功例として、そのツールに「色彩(いろ)」を利用した場面が多く見られています。

「ことば」よりも「色」

医学の分野でも、「ことば」と比較して、視覚を通してダイレクトに情報伝達ができる「色」には、事象の認識に即効性があると立証されています。

即効性がある「色彩(いろ)」を使い人々の記憶に留める事は、発信する側も受け取る側も相互理解への近道となります。

はっきりとしたコンセプトを持った「色」には活動のアイデンティティとなって、 人と人を繋げていく力があります。

「色」のイメージ

色にはイメージがついています。 また私たちもそのイメージによって日常の生活を送っています。

例えば突然「信号機の注意喚起が黄色でなく緑になったら!」「車のバックランプが赤でなく黄色になったら!」きっと私たちは戸惑う事でしょう。「黄色は注意!」「赤は危険!」と感覚の中でイメージしているのです。

黄色は「注意」の他に灼熱、金運等を表現し、赤には「危険」の他に情熱や炎等を表現していると思われ、その他の色もそれぞれにイメージを持っています。

「青(ブルー)」には冷静な、また癒しの色としてのイメージが有ります。

周囲の環境によって心の平穏を保ちにくい自閉症の人たちが穏やかな心でいられるよう、自閉症啓発のシンボルカラーとして「青(ブルー)」が選ばれ、自閉症への理解が深まる様に願いを込めて、世界中で多くの国々が毎年『Light It Up Blue』ライトイットアップブルーのイベントを行っています。

誰もが幸せに暮らせるように

「100年の樹」ブルーライトアップ実行委員会は、活動をご理解頂き賛同してくださった方々に支えられております。
啓発活動や支援活動には、皆様からの大きなご支援が必要です。何卒ご理解の上、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
「賛同して共に活動していただける方」また「応援していただける方」ご連絡お待ちしています。

協賛金・寄付金のお願い

 

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