Light It Up Blue@「100年の樹」2024

                                   

 

Light It Up Blue@「100年の樹」2024 開催に際して

自閉症は、脳の神経伝達物質が異常である事に起因する、生まれつきの障がいです。自閉症をはじめとする発達障がいは、脳の働きに障がいを有するため、周囲の状況を正しく理解することができにくく、場面や状況に合う言動や会話などといったコミュニケーションに障がいが生じます。また、人との共感的な関係や社会性を身につけていくことが困難で、物へのこだわり、感覚過敏を持ちやすいため、環境の変化や予定の変更などに強い不安や抵抗を抱えてしまい、社会生活をおくる上で様々な障がいを伴ってしまいます。

 この困難さへの自覚症状に気付かず、更なる2次障がいを招いて「引きこもり」や「社会的な事件」に繋がるケースも少なくありません。

全ては、自閉症をはじめとする発達障がいの存在を理解する事から始まると思います。

 その為、外見だけではわからない障がいである、自閉症をはじめとする発達障がいの存在を、より広く正しく伝える為、青色をシンボルカラーにして行う、「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」 という取り組みが毎年世界中で行われています。

 「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」はニューヨークに本拠地のある世界最大の自閉症支援団体「Autism Speaks」が2010年に始めたのが起源で、国連で定めた4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせて、ランドマークや名所旧跡を青色でライトアップする活動です。

 現在ではライトアップだけではなく、啓発に関するさまざまなイベントが行われ、世界172カ国以上の国々でこの活動は広がっています。

 日本でも4月2日から8日迄を「発達障害啓発週間」とし、2023年には全国403箇所以上の地域で「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」 のイベントが行われました。

「100年の樹」 ブルーライトアップ実行委員会は、私たち地元大分に於きましても、自閉症をはじめとする発達障がいの理解者が増える事を願って、「世界自閉症啓発デー」並びに「発達障害啓発週間」の期間、4月2日から8日に、大分駅南側の「大分いこいの道広場」や「J:COMホルトホール大分」に於いて『 Light It Up Blue@「100年の樹」』と題して、毎年、啓発イベントを開催しております。

2024年も「大分いこいの道広場」にある大分市政100周年記念モニュメント『100年の樹』を青く染め、「J:COMホルトホール大分」に於いては、講演会、施設活動啓発パネル展示、自閉症作家の作品展示、自閉症作家のアートグッズ販売、当事者施設による食品販売、オリジナルイベントTシャツの販売など、様々なイベントを企画しています。

 是非とも趣旨をご理解頂き、何卒、イベントへのお力添えや応援を賜りますよう宜しくお願い致します。

              「100年の樹」ブルーライトアップ実行委員会