Light It Up Blue@「100年の樹」2022 開催に際して

 自閉症をはじめとする発達障がいと診断される方々は年々増加の傾向を辿っています。
平成29年度の学校基本調査によりますと、全国の公立小中学校で、「発達障がい」により「通級指導」を受けている児童・生徒が9万人を越えていることがわかりました。
 その数は、この20年で7倍以上に増え、診断を持たず、支援者の状況判断から推測して「発達障がい」と思われる児童の数は在校生のおよそ6.5%にのぼると言われています。
これは1クラスの上限を35人とした場合に、2〜3人の児童は発達障がいであるという事になります。

 「自閉症」というのは「自ら心を閉ざしている病気」ではありません。先天的な脳機能の違いが原因となる障がいだと考えられています。また「発達障がい」は見た目からは分かりにくく、世間的に「本人の努力不足」や「親のしつけの問題」などと思われたりすることもあります。
 「引きこもり」と言われている問題には「発達障がい」が関係しているとも言われています。

 「自閉スペクトラム症」との診断を受けている人が、社会に影響する事件の被疑者になっている事で「発達障がい」や「自閉症」の事をよくご存知ない方には、「発達障がい」を持つ人が「近づきにくい人」「理解しがたい人」と思われてしまう場合があります。そんな心の壁を取り除いていく事は本当に大切な事だと思います。

 その為、外見だけではわからない障がい、自閉症をはじめとする発達障がいの存在を伝える為、青色をシンボルカラーにして行う、「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」 という取り組みが毎年世界中で行われています。

「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」はニューヨークに本拠地のある世界最大の自閉症支援団体「Autism Speaks」が2010年に始めたのが起源で、国連で定めた4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせて、誰でも参加できる活動として、ランドマークや名所旧跡を青色でライトアップする活動です。
 現在ではライトアップだけではなく、啓発に関するさまざまな啓発イベントが行われ、世界172カ国以上の国々でこの活動は広がっています。

日本でも4月2日から8日迄を「発達障害啓発週間」とし、200箇所以上の地域で「ライト・イット・アップ・ブルー(Light It Up Blue)」 と合わせて、自閉症をはじめとする発達障がいの存在を伝える為、啓発セミナーや展示イベント等が行われています。

 私たちの地元大分に於きましても、自閉症をはじめとする発達障がいの理解者が増える事を願って、私たち『 100年の樹 ブルーライトアップ実行委員会 』は、4月2日から8日迄の「世界自閉症啓発デー」並びに「発達障害啓発週間」の期間に大分駅側の「大分いこいの道広場」や「J:COMホルトホール大分」に於いて『 Light It Up Blue@「100年の樹」』と題した啓発イベントを毎年開催しています。2022年も「大分いこいの道広場」の「100年の樹」を青く染め、「J:COMホルトホール大分」に於いては、絵画や啓発パネルの展示、講演会や食品やアートグッズ販売等、様々なイベントを企画しています。
 是非とも趣旨をご理解頂き、イベントへの応援とご参加を賜りますよう宜しくお願い致します。